きれいすぎる川と、
しあわせすぎる村がはじめた、一豆の復活。

毎日がんばる人たちを、
もっと自然の食べ物で支えられたら――。
そんな小さな想いから、
「土佐八升豆(とさはっしょうまめ)」の復活栽培がはじまりました。
四百年続く日曜市で、
植物学者・牧野富太郎の弟子によって見出された、
江戸時代から姿を消していた土佐の伝統野菜。
あの坂本龍馬も、
お味噌汁で食していたかもしれない――そんなスーパーフード。
とある文献には、「不味かったから、なくなった」と。
だったら、今の時代に合わせて、「美味しく」すればいい。
日本一の清流と名高い仁淀川のほとり、
この美しい自然に抱かれながら、
土佐八升豆はすくすくと育っています。
そうして大切に育てた日高村の〝いきいき〟を、
日本中へおすそわけします!

八升豆は日本最古の農書である「農業全書」(江戸時代刊行)にも登場する歴史が古い豆。

しかし昭和中期に、高知の植物学者・牧野富太郎博士の弟子が「日曜市」で八升豆を見つけ博士に送っています。その手紙の返信に、「博士の子ども時代には物好きな人しか作っていなかった。」その理由は、「其豆が美味でないからでせう」と記載があり、一時はその姿を消しかけていました。

栽培されなくなった土佐八升豆を復活!

しかし、ストレス社会を生きるわたしたちにとって、必要な栄養素をもつ土佐八升豆。だからこそ村の人たちと一緒に、復活し、日高村を中心とし、仁淀川流域や高知県内で栽培を開始しました。

奇跡のスーパーフードとして蘇った土佐八升豆。

この豆は幸せ物質の原料となる芳香族アミノ酸や必須アミノ酸など18種類のアミノ酸を含んでいます。
また低脂質で、アミノ酸スコア100点の良質な植物性タンパク源。まさに自然がくれた恵みといえるでしょう。

きれいすぎる川、しあわせすぎる村。

高知県の仁淀川が紡ぐ清らかな流れのほとり、人口わずか4,700人の小さな日高村。そこは、奇跡の清流といわれる川が流れ、昔ながらの美しい原風景が今も息づく場所。まるで時がゆっくりと流れるかのように、この村には心安らぐ暮らしが残されています。この豊かな自然の中で、復活プロジェクトが始まりました。

みんなが“いきいき”する取り組みへ

いきいきソーシャルアクションプロジェクトは、高知県日高村で立ち上がった、高齢化が進む地域とストレス社会の都会の双方の課題を解決する試みです。復活栽培や、トマトと豆のゼリー開発などを通じ、あらゆる世代の“いきいき”を目指し、都会と地方が支え合う仕組みづくりを進めています。